これまでの電子書籍に関する記事のまとめです。
電子書籍銘柄の魅力
最近はスマホやタブレットなどモバイル端末の普及を受けて、電子書籍の市場が急速に拡大していることが魅力です。
電子書籍は製造・物流・販売のコストがほとんどかからないので、限界利益率・収益性に優れており、戦略的に価格を設定することが可能です。
また、電子書籍は紙書籍の置き換えだけでなく、古本販売や漫画喫茶などの市場からも顧客を獲得できる可能性を秘めています。
オススメの電子書籍銘柄
これまでに分析した電子書籍の関連銘柄をまとめました。
電子書籍の伸びに期待する場合は売上比率が高い銘柄が良いでしょう。
また、電子書籍の株主優待がついてくる銘柄だと長期保有しやすくなります。
[3641] パピレス
電子書籍単独事業の会社ですので、電子書籍に積極投資したいのであればここでしょう。
現在売上・利益が急速に伸びており、財務面も非常に良いのですが、株価はやや割高感があります。
電子書籍ストアで使える株主優待があります。
優待目的で100株保有するのであれば、利回りは悪くありません。
[3658] イーブックイニシアティブジャパン
電子書籍事業が柱ですが、現在はシステム開発の先行投資が営業利益を圧迫しています。
また電子書籍の売上高が伸び悩んでいるのが課題ですが、ヤフーとのシナジー効果は未知数です。
電子書籍ストアで使える株主優待がありますが、利回りは低めです。
優待目的であれば100株保有し、1年以上継続保有、3年以上継続保有で利回りがよくなります。
[4348] インフォコム
売上比率で見ると電子書籍事業の比率は20~40%程度とそこそこです。
電子書籍の売上・利益ともに大きく伸びており、財務面も非常に優秀です。
株主優待はありますが、電子書籍とは関係ありません。
[9468] カドカワ
売上比率で見ると電子書籍事業の比率は10%にも満たないですが、全体の利益には貢献しています。
電子書籍ストアとしてはマイナーな方に入りますがライトノベルやコミックの分野で強く、売上・利益も大きく伸びています。
電子書籍ストアで使える株主優待は1年以上保有する必要がありますが、利回りは悪くありません。
3年以上保有すると長期優待で更に利回りがよくなります。