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[2461] ファンコミュニケーションズ 2016年12月期株主総会

[2461] ファンコミュニケーションズ 2016年12月期株主総会 published on

2017年3月28日(火)、ファンコミュニケーションズの株主総会に行ってきました。

株主総会の雰囲気

出席者は30人~40人程度でした。
議案に関する質疑応答において、議長不信任の動議、取締役修正の動議、会計監査人出席要求の動議が出されました。
結果的にいずれも否決された後、採決では議案は全て可決されました。

株主総会の後、続けて会社説明会が開催されました。

質疑応答

質疑応答はおおよそ以下のような内容でした。

  • Q1:貸借対照表における投資有価証券の内訳は?
    大半は安全性の高い公社債にて運用を行っている。(具体的な名前は聞き取れませんでした)
    残存期間により、流動資産、投資その他資産に分類される。
    また、2,700万円はシナジーが生まれそうな未上場企業に投資している。
  • Q2:事業の歴史や中長期的な成長戦略など、一般の人にもわかりやすく説明をお願いしたい。
    詳しくは会社説明会にて説明する。
    事業を立ち上げたのは、インターネットでのビジネス広告に価値を見出したのがきっかけ。
    大手広告代理店の存在もあったが、成果報酬型に力を入れることで差別化を図った。
    インターネットは既に様々な場面で使われているが、今後も更に普及することで需要があると考えている。
  • Q3:「自社の運営メディア」についての詳細は?
    吸収合併するファンメディアが運営している、メディアとアプリを指している。
    具体的には、ポイントメディアを運営している。
  • Q4:人材の定着率や、そのための教育などは?
    人材を定着させるため、3年前から新卒採用を開始した。
    また、研修の整備や残業時間の削減、有給消化なども推進している。
  • Q5:株価が低迷していると考えているが、対策についてお聞きしたい。
    市場で決まることなので回答しづらいが、利益を積み重ねていくことが株価対策に繋がると考えている。
  • Q6:Moba8.netとnendは稼働広告主IDが減少している。これが売上減少に繋がったのでは?
    Moba8.netはガラケー向け。まだ正式発表ではないが、A8.netへの統合しようとしているため、積極的な営業を控えている。
    nendはゲーム関係の広告が多いが、ユーザがゲームに慣れてきているのが原因。したがってゲーム会社も厳しい状況。
  • Q7-1:現金の保有について。ROEは立派だが現金が多く、有効活用の余地があるのでは。
    次の事業に活かしていきたいと考えている。当面はアドネットワークの拡張へ活かしたい。
  • Q7-2:投資有価証券の、スタートアップや未上場企業への投資はどのように行っているのか。
    縁があれば資本提携などを行っているが、IPOのキャピタルゲイン狙いではない。
    買収したほうが良いケースもあるし、マイノリティで提携したほうが良いケースもある。
  • Q7-3:これまで、そのような投資方法で立ち上がった新規事業があるのか?
    今のところはない。
  • Q7-4:投資先について開示しているのか?
    していない。

素性については伏せますが、Q2、Q7-1~Q7-4は同一の質問者で、株主総会の法律的な枠組みにも詳しい方のようでした。
特にQ7-4について、「他社は開示しているのに開示していない」という点が不満だったようで、議長不信任の動議、取締役修正の動議、会計監査人出席要求の動議が出されましたが、いずれも否決されました。

法律的な妥当性はともかく個人的な意見ですが、2,700万程度であれば投資先の開示についてはあまり重要でないように感じます。
これら全てを開示すると適宜開示の必要性も生まれてくるでしょうし、それによって会社の意思決定が遅くなる可能性もあります。
また、戦略上開示したくないというケースも有り得るでしょう。
特に今回は金額が大きくないため、あまり重要に感じられませんでした。

会社説明会の後でも質疑応答の時間が用意されていましたが、こちらは時間の都合で出席できませんでした。

所感

ROEや大量に現金を保有している点は大変魅力ですが、業績の伸びに陰りが見え始めた印象があります。
また、広告費は業績が悪化した際に大きくカットされるイメージが強いため、景気が低迷した際は大きく影響を受ける可能性があります。
インターネット広告においてGoogleは圧倒的な存在感がありますが、これにどうやって立ち向かうのかについても気になります。
この辺りは会社説明会に出られれば聞くことができたかもしれません。

私は現在、世界的なリセッションを懸念しているため、現状の株価800円前半ではファンコミュニケーションズの買い増しは難しいと判断しました。
もう少し株価が割安になればまた考えたいと思います。


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