2016年12月20日(火)、日本ファルコムの株主総会に行ってきました。
株主総会の雰囲気
出席者はおおよそ100人弱程度前後でしょうか。
毎年、株主総会にて次の新作を発表しています。
出席者の顔ぶれを見るとゲームのファンでもある人が多そうで、実際に質問の内容からもそのように感じられました。
質疑応答
質疑応答のメモをまとめました。
- Q1:御社のOBである新海誠さんとは何かやらないのか?
確かにOBであるが、今のところそのような予定はない。今後の参考にしたい。 - Q2-1:キャッシュリッチだが、配当性向は30%まで引き上げてもらえないか?
ゲーム市場は変動が大きいため、今後の経営判断の選択肢を広げたいと考えている。 - Q2-2:従業員への還元や労務問題の面ではどうか?
勤続年数は業界でも屈指。従業員に対しては社長が直接、年3回の面談も実施している。 - Q3-1:IP事業は現在売上が6億円ほどあるが、中長期的に海外の比率をどのようにしていくか?
海外はアジア(台湾、香港、韓国)が主力。現在は北米向けも好調。
アジア市場では軌跡シリーズ、北米市場ではイース(アクション)が好評。
また、欧州向けについても状況を見て検討していきたい。 - Q3-2:海外展開は自社でやらないのか?
北米などを自社でやることは検討しているものの、流通などの面で課題がある。 - Q4:人材育成と採用について、新卒と中途はどちらを重視しているか?
両方重視している。
人を育てるという意味では新卒が重要で、これまで重視していた。
しかし今後は少子化による若者の減少などもあるため、中途も採用していく。 - Q5:46名のうち、開発メンバーやスタッフ、外注などの規模は?
開発が7割程度(30人後半程度)、外注先はグラフィックが2~3社、プログラムが1社。 - Q6:内部統制について
(当たり障りのない内容でした) - Q7-1:社外取締役を入れないのか?
会社を熟知した人を中心としているため、このような構成になっている。
しかし、最近の風潮から社外取締役も考えている。 - Q7-2:取締役の方に抱負を語ってほしい
(抱負については当たり障りのない内容でした) - Q8-1:閃の軌跡ⅢはPS4とのことだが、PS4を持っていないので同梱版を出してほしい。
同梱版はぜひやりたいと考えているが、社外と連携の話になる。検討していきたい。 - Q8-2:閃の軌跡Ⅲの目標販売本数は?
目標販売本数についてはここでの回答は控えたい。
プラットフォームが変わるので難しいところもあるが、前作に負けないくらいにはしたい。 - Q9:総会後に届く冊子にて、社長の業績の話がないので、入れてほしい。
検討する。 - Q10:プラットフォームが変わるとデータ連携ができなくなり、前作ファンに良くない。閃の軌跡Ⅲではどのように考えているか?
データ連携は難しいが、何か検討していきたい。 - Q11:来期の売上見込18億は?新作1本で大丈夫なのか?
閃の軌跡Ⅲは売上が見込めるタイトル。その他は、海外の売上が鍵となる。 - Q12:ライセンス事業の売上減少の理由は?
海外が大きい。イース北米版などの開発が遅れてしまったことが原因。
おみやげ
クリアファイル、カレンダー、キーホルダー、サウンドトラックなどのグッズをいただきました。