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[6730] アクセル 2015年3月期 株主総会

   

2015年6月21日(日)、アクセルの株主総会に行ってきました。

株主総会の雰囲気

休日のためか、参加者は多かったです。
帰り際には、配当が引き下げられたことを憂慮している人も見かけました。
 

質疑応答メモ

質疑応答の大まかなメモです。

  • Q1:販管費の拡大は一時的なものなのか?
    4製品が集中計上されたのは一過性のもの。
    AG6に向けて投資しているが、これは年間40億円程度が継続的にかかる
  • Q2:新規事業や未開拓分野について
    医療機器も採用されているが、数が少ない。
    組み込み向けも新製品を出す予定。
  • Q3:次世代の製品の原価は?
    次世代の製品原価は上がっていく。
  • Q4:今後について
    2019年に向けては、グラフィックスLSI単体売りから基板の提供へシフトしたい。
  • Q5:研究開発費増大の内訳は?
    LSIの試作開発費。最先端のプロセスを使用するため。
  • Q6:為替の影響は?
    第5世代までは日本企業への委託で生産しているため、影響はない。
    第6世代は日本企業でできない可能性があるため、海外委託予定。為替影響もある。
  • Q7:自社買付けの株価への影響は?
    信託のため、回答できない。

 

おみやげ

銀座文明堂のカステラをいただきました。
 

所感

元々この銘柄は技術力がありそうという期待で購入したのですが、この株主総会で売却を決めました。
株主総会に行ったのは継続保有するかどうかを見極めるためでしたので、そういう意味では収穫でした。
売却を決めたのは以下の理由によるもので、特に1.と2.が大きな要因です。
3.は購入前から分かっていたことですが、やはり投資する際には重要だと再認識しました。

  1. 「LSIの開発はどんどん複雑化していくため、開発費が急激に増えていく」というのは、いずれ利益が落ちていくと思われる
  2. 他事業への展開も、いまいち期待が持てなさそう
  3. 個人的に、そもそもパチンコ関係の産業をあまり積極的に応援できない
  4. パチンコ業界は現在、台の買い替えを控えている
  5. 現在自社株買いを実施しており、株価が買い支えられている
  6. 現在、含み益の状態となっている

技術力が高くても、それがビジネスにうまく活かされないと利益には繋がらない、ということを実感しました。
特に、どんどん開発費や原価が上がっていくのに対し、市場がそこまでの製品レベルを求めているのかが疑問で、違和感がありました。
例えるなら「だんだんと要らないような機能がついて価格の上がっていく家電」のような印象でしょうか。
株式は売却はしますが技術力のある会社は好きなので、今後も頑張って欲しいと思います。

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