価格戦略にみる、子供料金が存在する理由

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現在の社会において、子供料金は当然のように使われています。 実際、消費者の属性情報に基づいて価格をパーソナライズすること自体は珍しくありません。 今回は価格戦略の観点からなぜ子供料金が設定されているのか、その背景にある理由と妥当性を考察しました。   理由1:機会損失の防止と収益の最大化 一つ目はメインのターゲット顧客層ではないことにより、料金を安めに設定しているパターンです。 例えば、美術館や博物館は大人がメインのターゲット顧客であり、子供が自分から行きたいと考えることは少ないです。 そのため、もし子供料金が設定されていない場合、①子供を親戚の家に預けて大人だけで行く、②子供の料金が多くかかるから行くのを諦める、と言ったことが起こり得ます。 このとき、①は潜在的な需要(子供)に対する機会損失、②は大人・子供双方に対する機会損失となります。 しかし、割安な子供料金を設定することで… 続きを読む 価格戦略にみる、子供料金が存在する理由

電子書籍のコスト構造と価格戦略

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最近、電子書籍を利用するようになって、そのコスト構造や価格戦略を実感しました。 今回はコスト構造や価格戦略についてまとめました。 電子書籍のコスト構造 電子書籍では紙書籍に比べてどのようなコストが減るのかを考えてみます。 初期費用(制作費・印税)は紙書籍と同様に発生 制作費や印税はこれまでの紙書籍と同様に発生すると考えられます。 また紙書籍ではサイズが決まっているためレイアウトも1パターンしかありませんが、電子書籍では端末やアプリによってレイアウトが変わる可能性があります。 このため、作品によっては紙書籍より制作費がかかっている可能性もあります。 変動費(製造・流通コスト)が0 電子書籍の最大の特徴はここにあります。 電子書籍は印刷しないので紙やインクなどの印刷コストはかかりません。 電子書籍はサーバから配信するだけですので、配送や店頭販売にもコストがかかりません。 電子書籍では在庫という… 続きを読む 電子書籍のコスト構造と価格戦略