奨励金を最大限に活用する、持株会による資産形成戦略

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上場企業では、福利厚生の一環として持株会が提供されている会社があります。 今回は持株会を活用した投資戦略について考えてみました。 持株会の奨励金を活用した投資戦略 この戦略では、持株会においてできるだけ多くの金額を拠出することで、奨励金を利回りとして得ることを狙います。 一般に、持株会では奨励金として会社が5~10%程度の金額を上乗せして自社株を購入することができます。 中には20%以上も奨励金として上乗せしてくれる企業もあるようです。 短中期的には株価が大きく変動しないと仮定すれば、取引単位での売却を繰り返すことで奨励金を実質利回りとして得られることが期待できます。 なお、奨励金については以下のような扱いとなります。 証券口座に振り替えた場合、購入価格は奨励金を含めた価格となる 奨励金は所得税の課税対象となる。労働保険料には影響しないが、社会保険料の算定に影響する場合がある 参考:htt… 続きを読む 奨励金を最大限に活用する、持株会による資産形成戦略

高配当銘柄の長期信用買い戦略、維持費は相殺できるか?

高配当銘柄の長期信用買い戦略、維持費は相殺できるか? published on

一般に、長期投資に向かないと言われる信用取引ですが、ふと「配当落調整金で維持費を相殺できないか?」と考えました。 そこで長期信用買いの可能性を探るため、損益分岐について試算してみました。 長期信用買い戦略とは 概要 長期信用買いは以下のいずれか、もしくは双方を目的とした戦略です。 購入時点の株価よりも高くなるまで持ち続ける 配当落調整金と維持費の差額を継続的に得る 後者については、配当金と維持費の裁定取引とも言えます。 メリットは現在保持している有価証券を担保(保証金)として活用できることです。 ただしあくまでも信用取引ですので、現物とは違ったリスク管理が必要となります。 前提条件 長期信用買いの戦略は以下の条件を満たすことを前提としています。 配当金が下がらないこと 十分な保証金を維持できること(株価が下がっても問題ないこと) 長期的にその企業が上場し続けること 1.や3.は外部的な要因… 続きを読む 高配当銘柄の長期信用買い戦略、維持費は相殺できるか?

プラットフォームビジネスの特徴と、投資すべき銘柄の見極め方

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近年、プラットフォーム戦略やプラットフォームビジネスが注目を集めています。 今回はプラットフォームビジネスと、そういったビジネスモデルを持つ企業への投資について分析・考察しました。 プラットフォームビジネスとは プラットフォームビジネスの定義 プラットフォームビジネスとは、何らかの分野に特化した価値のあるプラットフォームを提供するビジネスモデルです。 プラットフォーム戦略、プラットフォーム型のビジネスモデルとも言われます。 プラットフォームを運営する事業者はプラットフォーマーと呼ばれ、プラットフォームの利用者はプレイヤーと呼ばれます。 プラットフォームビジネスの収益源は、プレイヤーから得られるプラットフォーム利用料です。 できるだけ多くのプレイヤーにプラットフォームを利用してもらうため、プラットフォーマーはプラットフォームの価値の最大化に注力します。 プラットフォームビジネスの本質は「場」… 続きを読む プラットフォームビジネスの特徴と、投資すべき銘柄の見極め方

フロービジネスとストックビジネスの特徴に見る投資戦略

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ビジネスモデルはフロービジネスとストックビジネスに大別されます。 これらの観点は、株式投資を行う上でも非常に重要です。 フロービジネス フロービジネスとは? フロービジネスとは1回の取引で1回の売上が立つようなビジネスモデルです。 シンプルで分かりやすい形態ですが、売上のためには営業活動を行う必要があります。 逆に言えば、営業活動を行わなければ売上は全く発生しません。 そのため、フロービジネスでは常に売上に応じた販売管理費がかかっていることになります。 フロービジネスの例 小売業 コンビニエンスストア、スーパーマーケット、家電量販店などの小売業は、典型的なフロービジネスです。 小売店では「来店者が店内で商品を選んでレジで会計する」という取引で成立しています。 一回一回の取引は独立したものであり、一回購入したからといって定期的に購入してくれる保証はありません。 また、店舗は商品陳列や在庫補充… 続きを読む フロービジネスとストックビジネスの特徴に見る投資戦略

先物売りに基づく、現物のリスクヘッジ戦略

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株価が上がりすぎている、過熱感があると感じた時にはリスクヘッジを行う人も多いでしょう。 私は時々先物売りでリスクヘッジをしています。 ただし先物取引はリスクが大きい金融商品ですので、行う場合には十分に理解した上で行って下さい。 なぜ先物売りか 今まで私が試したリスクヘッジの手法には以下のものがあります。 ・信用売り ・先物売り ・先物オプション/eワラントのプット買い この中で信用売りは最も一般的だと思いますが、以下の点から中長期の保有には見合わないと判断しました。 ・制度信用取引では6ヶ月が上限 ・維持費が高い(貸株料や管理費、場合によっては逆日歩) ・権利日をまたぐと配当金相当金を支払う必要あり ・個別銘柄に好材料が発生し、相場と逆の動きをする可能性がある 先物オプションやeワラントのプット買いは馴染みのない方も多いと思いますが、「ある期日までに日経平均が○○を下回らなければ価値が0に… 続きを読む 先物売りに基づく、現物のリスクヘッジ戦略

流動性の低い銘柄を狙う戦略

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流動性の低い銘柄とは、株の市場流通量が少ない銘柄のことです。 これを積極的に狙っていく方法を紹介します。 魅力は値上がり 流動性の低い銘柄の魅力は、好材料が出た時の値上がりです。 もともと流通量が少ない銘柄に買いが殺到するため、株の供給が追いつかずに大きな値上がりが期待できます。 また、大きく値上がりした場合には株式分割を行う可能性も出てくるため、そうなると更なる値上がりが狙えます。 短期売買には不向き 流動性の低い銘柄は売買のタイミングが難しいです。 注文の板が薄いため窓が空きやすく、すぐに買おうとすると割高、すぐに売ろうとすると割安になってしまうことが多いです。 市況によってはそもそも買い注文が全く出ていない銘柄も見たことがあります。 注文を出す時は指値にしましょう。間違っても成行注文など出してはいけません。 以上を踏まえると、約定まで気長に待てる方、中長期で保有したい方には向いていま… 続きを読む 流動性の低い銘柄を狙う戦略

200株購入、100株売却という選択肢

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投資を始めた頃は「まず100株」と様子を見ることが多かったのですが、最近は200株買うことが多くなりました。 なぜ200株? 株価が2倍近くなった際の売却益で元手を回収し、あとはノーリスクで持ち続けることを狙うことが目的です。 具体例で説明します。 1株1,000円の株を200株購入し、2,000円で100株売却します。 すると購入にかかった200,000円を売却分で相殺でき、元手なしで100株持っていることになります。 あとは配当狙いでずっと持ち続けても良いですし、5倍や10倍などの値上がりを狙っても良いでしょう。 元の価格に下がってしまったら、もう一度100株買い増しもアリです。 なお、実際には売却益に税金がかかりますので、完全に相殺したい場合は税金分も上乗せした価格で売却する必要があります。 向いている銘柄、向いていない銘柄 この戦略は株価が少なくとも2倍以上にならなければ難しいです… 続きを読む 200株購入、100株売却という選択肢

廃止されにくい株主優待の選び方

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株主優待は個人投資家向けに作られていますが、業績が悪化すると優待が廃止されることも少なくありません。 そのため、株主優待目当てで買う場合は廃止されるリスクも考慮したほうが良いでしょう。 金券類は廃止されやすい クオカード、ギフトカード、図書カードなどの金券類は廃止されやすいです。 金券類の優待は使い勝手が良く、多くの人が株式を購入してくれる可能性があるため、株主数を増やす効果があります。 しかし、企業側としては金券の額面ほぼそのまま経費として計上されてしまいます。 クオカードに企業の名前が入っていることによる一定の広告効果もありますが、業績が悪化した場合には見直される可能性が高いと言えるでしょう。 自社製品・サービス関連は廃止されにくい 自社製品・自社サービスに関する株主優待は廃止されにくいです。 というのも、これらは経費が額面よりも少なくて済む上、今後自社の製品・サービスを継続的に使って… 続きを読む 廃止されにくい株主優待の選び方

夜間PTSで売り抜ける戦略

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戦略というよりも戦術的な要素が強いですが、現物株を売り抜ける時の方法です。 狙える局面はあまり多くありませんが、知っておくと取引の幅が広がります。 夜間PTSの特徴 SBI証券ではPTS取引があり、夜間でも取引を行うことができます。 夜間のPTSには以下の特徴があります。 ・流動性が低い ・翌日取引の値幅が適用される 前者は日中のPTSでも当てはまりますが、後者は夜間ならではです。 流動性が低いため、夜間PTSでは以下のような値動きをすることが度々あります。 ・ストップ高で開始、しかしすぐに下落してそこそこの取引値に落ち着く ・ストップ高、しかし翌日は安値スタート ここで値幅は翌日のものが適用されるため、ストップ高で日中よりも高く売り抜けることを狙います。 値動きの特徴も考慮すると、仕掛ける場合は夜間PTS開始前から指値注文しておくのが良いでしょう。 狙える局面 さて、それではどのような局… 続きを読む 夜間PTSで売り抜ける戦略