最近ビュッフェに行く機会があり、その際にビュッフェやバイキングについて考えてみると非常に良くできた仕組みだと感じました。
今回はそのときに考えたことをまとめてみました。
ビュッフェやバイキングと言うと、様々なメニューがよりどりみどりで食べ放題、というイメージがあります。(ビュッフェは必ずしも食べ放題ではないようです)
「好きなものを好きなだけ食べられる」というサービスは、お客さんに取ってみれば価値の高いサービスに映りますので、お店としてはそれなりの料金を取ることができるでしょう。
ビュッフェやバイキングが凄いと思ったのは、お客さんとの利害関係をうまく一致させ、コスト削減と顧客満足度の高いサービスを両立している点です。
ビュッフェやバイキングは基本的にセルフサービスです。
通常、レストランでセルフサービスというと「サービスの質を抑えてコスト削減」という値段相応の印象がありますが、ビュッフェやバイキングは「自由に見て選べるサービス」とすることで、顧客満足度の高いサービスとして提供しています。
コスト削減の面では、特に人件費の面で優れています。
セルフサービスですので店側は注文を受ける必要はなく、メニューを運ぶ必要もありません。
料理はまとめて調理し、まとめて置いておくだけです。
必要な接客は入店時の案内、食べ終わったお皿の回収、会計くらいでしょうか。
こうして考えてみると、通常のレストランに比べて大きく人件費を圧縮できていると言えます。
ビュッフェやバイキングというのは古くからあるスタイルだと思いますが、コスト削減と満足度の高いサービスをうまく両立させている点はとてもよくできている仕組みだと感じたのでした。