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最近注目の銘柄(2017/02/07)

   

年末時に比べれば株価がやや下落していますが、まだまだ株高と感じる銘柄が多いです。
そんな中、3Q決算の開示による急落銘柄に注目しています。
※2/12、主にカドカワについて追記しました。

[2371] カカクコム

株価が2,000円から1,600円辺りまで急落しており、通期予想の下方修正が原因と見られています。
平成29年3月期 業績予想の修正に関するお知らせ」の概要は以下の通りです。

  • 売上高:480億円→450億円
  • 営業利益:230億円→210億円
  • 修正の理由:デジタルコンシューマ機器市場の不振が想定を上回っており、これに関連する広告受注が減少したため

2月7日時点の株価は1,586円で、期末予想はPER23.69倍、EPS66.95、配当28円(利回り1.77%)、配当性向41.8%となります。
個人的な印象としては、これまでずっと右肩上がりを続けてきたカカクコムの成長が鈍化し始めたことが懸念されたと考えられます。
しかし下方修正ではあるものの前年度を上回る業績予想となっており、今後も当面は成長が続くと考えられます。
今後も当面は成長が見込めそうなこと、配当利回りが1.77%とそれなりの水準にあることを考慮し、1,600円辺りで買いました。

[2440] ぐるなび

2016年10月頃の3,000円から下げ始め、3Q決算発表後にも大きく下落し、現在の株価は2,172円となっています。
アメリカのトランプ当選後は多くの銘柄で株価が上昇したことを考えると、珍しい銘柄です。
3Q決算の内容は前年同期に比べると増収減益で、これにより株価が200円以上下落しています。
2月7日時点の株価は2,172円で、期末予想はPER22.43倍、EPS96.83、配当40円(利回り1.84%)、配当性向41.3%となります。
カカクコムと似たような規模のWebサービスが同じタイミングで成長が鈍化というのは興味深いですね。
こちらは買いませんでしたが、もう少し下げたら購入を検討しようと思います。

[9468] カドカワ

3Q決算発表後、株価が1,700円台から1,600円台に100円程度下落しました。
この下落した材料として一番大きかったのは、ニコニコ動画のプレミアム会員数が初めて減少に転じたという点でしょう。
ニコニコ動画の限界が見え始めた説はちらほら見かけましたが、ついに、と言った所でしょうか。
プレミアム会員数の減少の背景には、やはり競合サービスの存在が大きいと考えられます。
10年前は若年層に支持を得ていたニコニコ動画ですが、最近の若年層はYouTubeの方へ流れているようです。
また、最近は無料のインターネットTV、AbemaTVなどのサービスがスタートしました。
こういった他社の動きもあり、ニコニコ動画を使わなくなったり、プレミアム会員サービスに魅力を感じなくなったのだと考えられます。
ただし現在のニコニコ動画は有料チャンネルなどのサービスも開始しており、プレミアム会員だけに依存しているわけではありません。
ニコニコ動画が今後、どのような戦略を採っていくのかに注目したいです。
株価があまり下がっていないこともあり、今回は買っていません。
電子書籍などは好調ですし、もっと大きく下げたら追加購入を検討したいですね。

[9412] スカパーJSATホールディングス

505円から470円辺りまで急落しました。
これは3Q決算が前年同期比で減収減益だったことだけでなく、Jリーグ中継から撤退した影響が大きかったと考えられます。
1月の解約件数は約10万件となり、契約者の約3%が解約したことになります。
2月7日時点の株価は476円で、期末予想はPER10.88倍、EPS43.77円、配当16円、(利回り3.36%)、配当性向36.6%となります。
Jリーグ中継撤退によるコンテンツの弱体化は避けられず、解約は当面継続すると思われますが、有料放送のストックビジネスは大崩れはしづらいとみています。
また宇宙・衛星事業には独自性や優位性があり、利益率も高いので、会社全体としては一定の利益を維持できると考えています。
PERや配当利回りも悪くないので、現在の配当水準が維持されることの期待も含めて少し打診買いしました。
20%ほど上がったら売り、下がったら買い、のスタンスで行こうと思います。
 

所感

カカクコム、ぐるなび、ドワンゴといった2000年代から成長を続けてきたWebサービスについて、同時に成長に陰りが見え始めたのはとても興味深いです。
Webサービスとして市場が成熟し、成長の限界が見え始めたというのは間違いないでしょう。
若年層にとってはニコニコ動画よりもYouTubeの方が利用されているという話もありますし、ぐるなびについてはRettyなどの後から出てきたサービスにもシェアを奪われていく可能性があります。
「後から見れば実はこれが景気後退の前兆だった」ということもありえそうですが、どうなるか分かりませんね。
いずれにせよ、今後もWeb業界の動向について引き続き注目したいと思います。

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