各共通ポイントサービスの特徴と勢力関係

各共通ポイントサービスの特徴と勢力関係 published on

前回は共通ポイントサービスのビジネスモデルを中心に分析しました。 今回は具体的に、各共通ポイントサービスの特徴や勢力関係についてまとめました。 Tポイント Tポイントの特徴と強み Tポイント/Tカードは最も有名な共通ポイントサービスで、CCC(Culture Convenience Club)グループの株式会社Tポイント・ジャパンによって運営されています。 公式サイトによれば、2017年4月末時点の年間利用者数は6,277万人です。 この年間利用者数はアクティブ(1年以内に利用している)かつユニーク(複数枚持っている人も1人として名寄せしたもの)で算出されており、実態に則した人数となっていることがTポイントの強みの一つと言えるでしょう。 特にTポイント/Tカードは会員カードの作成や更新に身分証が必要となっており、正確かつ最新の個人情報を保持していることも特徴です。 Tポイント/Tカードは特… 続きを読む 各共通ポイントサービスの特徴と勢力関係

共通ポイントサービスのビジネスモデルと集客効果の限界

共通ポイントサービスのビジネスモデルと集客効果の限界 published on

近年、Tポイント/Tカードを代表とした共通ポイントサービスが広く利用されています。 今回は共通ポイントサービスのビジネスモデルと、その問題点について分析しました。   共通ポイントサービスとは 共通ポイントサービスは、多くの店舗で利用可能なポイントプログラムです。 一般にポイントプログラムは店舗が顧客をグループ内で囲い込むために提供されるものですが、共通ポイントサービスではその運営会社が加盟店を募り、その顧客基盤を共有します。 共通ポイントサービスで最も有名なのはCCC(Culture Convenience Club)の展開しているTポイント/Tカードで、公式サイトによれば、2017年4月末時点で年間利用者数は6,277万人です。 この他、Ponta、Rポイント、dポイントなどがあります。   共通ポイントサービス導入がもたらす効果 共通ポイントサービスを導入すること… 続きを読む 共通ポイントサービスのビジネスモデルと集客効果の限界

[2492] インフォマート:企業間電子商取引のプラットフォーマー

[2492] インフォマート:企業間電子商取引のプラットフォーマー published on

インフォマートは私がここ数年注目している銘柄の一つです。 今回はインフォマートのビジネスモデルとその強みを中心に分析しました。 BtoB向け取引プラットフォームの強み インフォマートは受発注、請求書、規格書、商談などのBtoB取引に関するプラットフォームを展開しています。 このビジネスモデルは非常に強力で、以下のような特長があります。 BtoB向けストックビジネスの安定性 月額システム利用料を得られるストックビジネスであるため、安定した業績が見込めます。 またBtoB向けなので、BtoCに比べると情勢が急激に変化する可能性も低いと言えるでしょう。 収益性も非常に高く、ここ数年の営業利益率は30%~40%の間で推移しています。 直近の2016年12月期では売上高61.5億円、営業利益19.6億円、営業利益率は31.8%となっています。 取引プラットフォームの競争優位性 取引プラットフォームは… 続きを読む [2492] インフォマート:企業間電子商取引のプラットフォーマー

ブラック企業に投資すべきでない3つの理由

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ブラック企業と言っても様々な定義がありますが、私はブラック企業だと感じた企業には投資しないスタンスを取り続けています。 今回は私がブラック企業に投資しない理由についてまとめました。   理由①:問題はいつか深刻化し、経営問題に発展する ブラック企業と言われるからには、何かしらの問題を抱えています。 一言に問題と言っても違法労働、倫理観の欠如、不正など様々ですが、こういった問題は深刻化したり、更に大きな問題を引き起こすことになる可能性が高いです。 例えば違法労働や不正であれば、いずれ内部告発などによって公にされることになるでしょう。 また法律違反ではなくとも倫理的に問題がある企業は、ふとしたきっかけで炎上したり、世論が逆風になり始めることもあります。 2013年頃まで、[7522]ワタミは配当や優待で5%前後の利回りがあると同時に、着実に利益を出している銘柄でした。 しかし私は労働… 続きを読む ブラック企業に投資すべきでない3つの理由

「ブラック企業」というビジネスモデルとその問題点

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近年、ブラック企業が問題となりつつあります。 問題としては以前から存在したものの、ようやく問題として表面化し始めた、と言ったところでしょうか。 今回はブラック企業を「ビジネスモデル」という観点で捉え、社会や経済的にどのような問題があるのか、考えてみました。 ブラック企業の定義 ブラック企業という言葉は元々ネットスラングでしたが、社会一般で受け入れられるようになりました。 一方でブラック企業という言葉自体がバズワードになりつつあり、なんでもかんでもブラック企業にされがちですが、Wikipediaでは以下のように定義されています。 広義としては暴力団などの反社会的団体との繋がりを持つなど違法行為を常態化させた会社を指し、狭義には新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業を指す。 ブラック企業 – Wikipedia 本記… 続きを読む 「ブラック企業」というビジネスモデルとその問題点

[8410] セブン銀行:ATMのプラットフォームビジネス

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セブン銀行は銀行業でありながら、独自のビジネスモデルで知られています。 今回はセブン銀行のビジネスモデルの特徴について分析しました。 ATMをプラットフォーム化したビジネスモデル セブン銀行の最大の特徴は、ATMの利用手数料を収益のメインとするビジネスモデルにあります。 一般的な銀行では預金によってお金を集め、それを高い利回りで運用することによって利益を生み出しています。 これらの銀行においてATMはサービスを提供するために必要なものですが、それ自体が収益を生み出すものではありません。 したがって銀行側としてはできるだけATMの運用コストを抑えるために、他の銀行とATMの提携を行っています。 このような背景の下、セブン銀行は多数の銀行と提携することで、ATM利用時に提携先の銀行から得られる手数料から利益を得ています。 セブン銀行のビジネスモデルはプラットフォームビジネスの構造となっており、… 続きを読む [8410] セブン銀行:ATMのプラットフォームビジネス