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NISA枠の活用戦略:どのタイミングで使うのがよいのか?

   

私は2014年からNISAを活用してきました。
今回はNISAの枠をどう活用するのがよいのか、戦略を紹介します。

戦略①:年始に投資枠をすべて使い切る

投資のリターンは投資期間が長ければ長いほど大きいという原則があります。
この原則を踏まえ、年始に使い切ってしまうことで期待値を最大化する戦略です。

旧NISAでは5年間の縛りがあったため、株価が下落した場合にはかえって損失が大きくなる1可能性がありました。
しかし新NISAでは年数の縛りもなくなったため、年始に枠を使い切るという戦略も取りやすくなっています。

戦略②:暴落したタイミングですべて購入して使い切る

NISAは金額による枠があるので、下がったときを狙って購入する戦略です。
例えばコロナショックのような場面で半額で購入できれば、実質的にNISAの枠を2倍にすることができるといえるでしょう。

しかしこの戦略の難点は「暴落しない年もある」ということと「買い時の見極めが難しい」ということです。
実際、直近の10年間を見ても大きな暴落があった年は多くありません。
私はコロナショックの際にNISA枠を使用して [1555]上場インデックスファンド豪州リート を約半額の800円で購入できましたが、このような暴落は毎年発生するわけではありません。

戦略③:年末の損出しと併せて、特定口座・一般口座からNISA口座に移し替える

戦略②で待ち構えていると、NISA枠を使いきれずに年末を迎えてしまうことがあります。
そんなときは年末がチャンスです。

年内に株価が下落した銘柄は、年末にかけてさらに株価が少しずつ下落していくケースが多く見られます。
これはおそらく含み損を損失確定させることで利益と相殺し、節税する人が多いためです。
したがって12月にNISA口座に移し替えると以下の恩恵が受けられます。

  • 含み損を損失確定させることで利益と相殺し、節税することができる
  • 価格がじわじわと下がる中で行うため、より安い購入価格でNISA口座に入れることができる

ただし他の銘柄売却で既に利益が出ている事が前提となる点には注意してください。

要領としては、証券口座を2つ以上保有した状態でクロス取引を行います。
例えば以下のように実施します。

  • 証券会社A:含み損のある銘柄Xを、特定口座でN株を成寄で売り注文
  • 証券会社B:銘柄Xを、NISA口座でN株を成寄で買い注文

こうすることで「損失を確定させつつ、銘柄Xを証券会社Aの特定口座から証券会社BのNISA口座に移す」ことができます。

最近は取引手数料が0の証券会社も増えているため、更にやりやすくなってきました。
ただしクロス取引は使い方を誤ると相場操縦とみなされる可能性があるため、注意してください。

まとめ

NISAの活用方法について、購入するタイミングという切り口から戦略を3つ紹介しました。
原則に従うのであれば戦略①が良さそうですが、年始の時点で割高だと感じた場合には戦略②や戦略③も視野に入ると思います。
自分にあった戦略を見つける一助になれば幸いです。


  1. NISAは、特定口座や一般口座の銘柄とは損益通算ができないため ↩︎

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